ブルガリアからトルコまで寝台列車!オリエント急行気分を味わうぞ
Добър ден! あみくずです。
突然ですが、皆さんは『オリエント急行』ってご存知ですか?
アガサクリスティの作品「オリエント急行の殺人」で名前だけでも知ってる人も多いかもしれません。
オリエント急行の起源は国際寝台車会社(日本での通称「ワゴン・リ」社)により1883年に運行がはじめられたパリ – コンスタンティノープル(イスタンブール)間の列車(当時は一部船舶連絡)である。その後、西ヨーロッパとバルカン半島を結ぶ国際寝台車会社の列車群が「オリエント急行」を名乗るようになった。wikipedia
西ヨーロッパ人にとって異文化圏「オリエント」へ向かう豪華寝台列車は1883年に登場して以来、貴族たちの間で人気を博していたものの、第二次世界大戦以降航空機の普及や東西冷戦のため姿を消していってしまいました。
今はなくなってしまったオリエント急行、
オリエント急行に乗っていた、オリエンタルなコンスタンティノープルへ向かう貴族の気持ちを少しでも味わいたい、しかしパリから始めるお金もないし…
というわけでオリエント急行最後のパートであるブルガリアからイスタンブールだけ寝台列車で移動してオリエント急行気分しちゃおうという目的である
(あとヨーロッパ国内からだとトルコに行くより格安航空でブルガリアにいってから鉄道でイスタンブールの方が安かったっていうのもある。)
目次
ブルガリア首都ソフィアからトルコのイスタンブールへの夜行列車
今回乗る目的のソフィア発イスタンブール着の国際寝台列車は「Sofia-Istanbul Express」と言いますが便宜上オリエント急行と呼びましょう。そのほうがテンション上がるので…
イスタンブール行きのチケットを買う
そんなオリエント急行のチケットですがソフィア市内の中央駅でさらっと買えます。
ソフィア中央駅の外観はコミュニズムそのもの。
中に入ると、番号に分けられたカウンターがあるので21番にてイスタンブール行きの国際夜行列車のチケットが買えるぞ
旅行客に慣れてるのかおばちゃんは英語でテキパキチケットの手配してくれた。
四台ベット寝台列車の一ベッドチケットを購入。58BGN 日本円で3750円位
購入時にパスポートが必要なので忘れないように!
21:15発ですが、プラットホームがわかりにくいとのことで、一応20:30にはカウンターのおばちゃんのところへ行ってプラットホームを確認してから列車に向かうとのこと。
ちなみにチケットは二枚発券されますがこれは一枚がソフィアからトルコのHaklaliまでの寝台列車のチケットで、もう一枚がそのHaklali駅からイスタンブール中心街までのバスチケットらしい
Haklali駅からのバスはイスタンブール中心街へいくまでにアタトゥルク空港を経由するので、バスのおじさんに空港まで行く旨を伝えておいたら降ろしてくれます。
夜行列車の出発までソフィア市内をぶらぶら
ソフィアに何があるといえば特に何もないんですが、強いていえば街全体が社会主義っぽいデザインであふれているところが見所
コミュニズムのデザインによくある、アグリーな気持ち悪いビルがたくさん立っているのもソフィア。
アグリービルディングマニアな私としては見つけるたびに写真を撮りまくっていた
ポップな色使いと反対に窓の多さが虫の目を連想させるアグリービルディング。ちなみに小学校でした。
なんでどれもこれも虫を連想させるデザインなんだろうか、地震きたら一発で壊れちゃうとか思うのは日本人の国民性だろうな
日も暮れてきたのでソフィア中央駅に戻ります。以上ソフィアのアグリービルディング紹介でした。
いよいよオリエント急行に乗り込む
おばちゃんが危惧した通り、プラットフォームがわからなくて迷子になったのでおばちゃんに導かれながら見つけた列車。最後尾3両が途中で離れてイスタンブールに向かうみたいで、その3両だけトルコ人の車掌さんになってて面白い
ちゃんとした写真撮ってなかった…しくった
時間は9時過ぎてますが、スナックがもらえます。この時はジュースとクラッカーでした。
肝心のオリエント急行は経営大丈夫か?と心配になるくらいガラガラで、コンパートメントを一人で貸切でした。もうくつろぐしかない
まさに自分の部屋状態。サイコー
ブルガリアとトルコの国境を越える時にパスポートの検閲があり、深夜2時?3時?覚えてませんが真夜中に叩き起こされてオフィスにパスポートのスタンプをもらいに行きます。
朝方すぐにHaklali駅についたら、イスタンブール中心街に向かうバスに乗り換えますが、他の乗客やトルコ人スタッフについていけばおけ