【廃墟】ベルリン自由大学の解剖学研究所へ潜入だっ!【裏ベルリン】

 

 

 

こんにちは、あみくずです。

 

前回に引き続き、裏ベルリンシリーズ第二弾。

ベルリンの廃墟を巡る旅を更新していきたいと思います。

 

 

 

 

今回訪れたのはこちら

 

 

 

廃墟になったベルリン自由大学の解剖学研究所

 

Anatomie-Instituts der Freien Universität (FU)

 

ベルリン自由大学の解剖学のキャンパスとして1949年に建てられたこの建物は、2005年にキャンパスの移転とともに廃墟となってから今に至る。

 

 

行った時にはてっきりもう解体されてるものだと思っていたから、期待しないで行ったんだけれども、
普通にありました。

でもベルリンも最近は「ヨーロッパのシリコンバレー」って呼ばれて家賃の高騰化が進んでいるらしいし、廃墟が壊されるのも時間の問題かもしれない。現にベルリンで有名な廃墟遊園地 「Spreepark シュプレーパーク」や、ヒットラーも入院したと言われる「ベーリッツ・ハイルシュテッテン・サナトリウム」も再開発が進んでいて、侵入はもうできないし。

時代ですね。廃墟は入れるうちに見ておかないと

 

 

さて、ベルリン自由大学解剖学研究所跡ですが、侵入は簡単でした。ただ住宅街に面しているかつ、かなり目立つので、人のいない時にスルッと入らないと通報されてしまうかもしれない。

 

フェンスで囲まれているものの、簡単にずらせる箇所があったり、補助のフェンスがワイヤーだけでホールドされていたりするので、手で簡単に解ける。

 

ただ、侵入されたところを近所の人に見られていたのかわからないけど、行きで利用したフェンスが帰りに塞がれてて焦った。フェンス内で結構な時間オロオロしちゃってたから動物園の神経質なマレーグマみたいになっていたはず。でも前述した通り、ワイヤーや針金だけで留めてあるので、落ち着いて行動すれば出られる。焦ってフェンス登らなくてよかった。それこそめちゃくちゃ目立ってしまう

 

 

このキャンパス自体はこじんまりしていますが、まあ学校というだけあって講義室があったり、
中のものは完全に持って行かれてすっからかん。まあ14年もそのままだから壊され放題だよね

もちろん、校舎の窓ガラスは全て割られている。行儀よくまじめなんて 出来やしなかった尾崎豊がドイツのベルリンにもいたのかもしれない

 

 

この机の感じ良い。誰かわかってくれる人いないかな

 

 

この階段もかろうじてキャンパスっぽい

 

 

 

世紀末感?ある意味アートな大講義室

 

廃墟に見所スポットがあったとしたら、この廃墟では大講義室になるだろう。

バンダリズムと、大講義室の半円形型の設計が調和して、ある意味アートな空間を作り出している
(と、思うのは私だけでしょうか)

 

 

こんなん書かれたらイエスって言っちゃう

 

 

椅子にちょっと座ってしみじみできる。でもこの廃墟、結構外から見られやすいからうかうかしてられないのが残念

 

椅子の一つ一つが落書きされててちょっと圧巻

 

世紀末の大学みたい。マッドマックスの世界に学校があったらこんな感じかもしれない。いや、そもそもないか

 

 

 

 

学校にはまたもやこじんまりとした中庭的なところがある。

 

お風呂は何に使ったんだろう?寝泊まりする学生用か、それとも…

 

 

 

 

解剖学研究所ということもあって、もちろん…

 

名前からわかる通り、この廃墟はただのキャンパスではなくて、解剖学を専門にしていた所

 

探索を続けていると、それを物語るような箇所が度々出てくる

 

 

 

暗い地下にはあんまり入らなかったんだけど(怖いから)歩いているうちに見つけてしまったのがここ

 

 

 

これ映画で見たことあるやつ…中に死体を保存するロッカーや…

 

 

薄暗いし、フラッシュを持ってくるのを忘れたのと、長居するのが嫌だったのでぶれてる写真が数撮しかない。だってここ一人でいるの怖かったんだもん…

 

途中ふと「あれ、今の私の状況って完全にOutlastの主人公じゃない?」と思って怖くなったのでこのあと帰りました。寒かったし

Outlast :精神病院にカメラ一つで潜入するジャーナリストの主人公が病棟でサイコな患者と生死をかけた鬼ごっこをするホラーゲーム

 

 

懐中電灯と、友達を持って行っての探索をお勧めします。

 

 

 

以上、裏ベルリンシリーズ第二弾ベルリン自由大学の解剖学研究所廃墟でした!!

 

 

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2件のフィードバック

  1. 岨 康二(そわ こうじ) より:

    写真2/3:解剖実習室(各解剖台毎に天井には照明と換気装置等が設置されています。)、写真6:教員室(教授ないしは助教授用)、写真8-12:学生講義室、 写真13:中庭(時にパーティーを開催)、 写真14 :職員用バス/トイレ(献体処理等の作業後に職員が利用したものと思われます)、写真16/17:献体保存用冷蔵庫です。私は1992年に自由大学附属シュテグリッツ病院に留学経験あり、当時、同解剖学教室の教授であったメルカ先生に大変世話になり、何回か解剖学教室を訪れたことがあります。この度、偶然、貴著書の写真を目にする機会があり、すっかり忘れていた同研究所の数々の光景や懐かしさを思い出し楽しませていただきました。その反面、廃墟と化した映像を目にし、20数年の時間の流れを現実のものと痛感させられました。時の流れを私に喚起させてくれた得難い写真の数々を提供していただきありがとうございました。これから益々のご活躍をお祈り申し上げます。

    • amishato より:

      岨さん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      まさか実際に留学でここで学んでいた方からコメントをもらえるなんてとても光栄です。
      1992年だと、私も生まれてないくらいの頃に留学されてたのですね…
      少しでも当時を思い出すきっかけになったのだとしたら、嬉しいです。

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