【ウクライナ】タラカニフスキー廃墟要塞がホラゲーの世界観そのものだった件【リヴネ】

ドブリデン!あみくずです。

キエフからバスで四時間ほどの距離にある、ウクライナ北西部の「リヴネ」という町へきています。

 

 

リヴネといえばやはり愛のトンネル!

 

 

世界の果てまでイッテQでイモトが訪れたことでも有名になった愛のトンネル。
あみくずが行った時は9月中旬のオフシーズンにも関わらず、ウクライナ人に紛れて日本人カップルが新婚写真とってました。お幸せに〜!

 

 

しかしながら、あみくずがリヴネにきた目的は「恋のトンネル」ではなく、別の場所にあるのだ。

 

 

ここは特にホラーゲームと廃墟が好きな読者の皆さんに是非!オススメしたい

(読者層狭そうだけれども)

 

 

 

まるでホラゲーの世界?タラカニフスキー廃墟要塞

 

恋のトンネルから一転、廃墟・要塞となんともいかついワードが出てきましたね。
廃墟はあっても廃墟要塞ってなかなか聞かないでしょ!!ちょっと心躍った君は廃墟仲間!!!

 

 

まずタラカニフスキー要塞の場所がこちら

Tarakanivsky Fort

 

Rivne リヴネ から北に車で45分ほどの距離にある、Tarakaniv タラカニフという町の近くにこのタラカニフスキー要塞は位置しています。町の名前からきているんですね。
日本人にはちょっと覚えやすい名前な気がする。鱈!蟹!スキー( ✌︎’ω’)✌︎

 

正直立地的に行きやすい場所ではないんだけど、廃墟要塞と聞いたら意地でも行くしかないので、
ヒッチハイク覚悟で行ってきました。いつヒッチハイクしてもいいように紙に「Тараканівський форт」と書いて準備してた。
幸いヒッチハイクはしなかったけど、行きゆくバスに確認するために道で掲げて立ってた。
半ヒッチハイクでしょうか。

 

ありがたいことに、ウクライナ人のお兄さんがたまたま一緒に廃墟要塞へ行ってくれることに。

ド平日だけど彼は廃墟要塞に何の用があったんだろうか…めっちゃありがたいのでそこには深く聞かないようにしておく。もしかして廃墟マニアだったのかもしれないし、「タラカニタラカニ」道ゆく人に尋ねる日本人が哀れに思ってついてきてくれたのかもしれない。それとも人間に扮した廃墟の妖精だったのかもしれない。しかし真相は謎

 

Тараканівというバス停がそれはそれは辺鄙な道路にあるので、そこで降りて20分ぐらい徒歩で向かいます。

ちなみに愛のトンネル同様、森の中にあるので虫除けをした方がいい。服きても問答無用で刺してくるけど。

 

歩き続けると、要塞の壁が見えてくるので、手近な入り口から入って行きます

 

すると見えてくるのがこちら

 

 

タカラニフスキー廃墟要塞外観

 

 

上から見るとひし形の外壁の中にあるミドリムシみたいな形状をしているタラカニフスキー要塞。

要塞といっても、実際は兵士600人位収容できる小さな町といっていい程の大きさであり、建物の中には独自のヒーティングシステムやパン屋、ランドリールーム、手術室、捕虜を捕らえる牢屋から教会まで人々が生活できる施設を全て備えていたらしい。

19世紀末にロシア帝国によって建設されたタラカニフスキー要塞は、ドイツやハンガリーからの攻撃を防ぐことを目的に、建築費に6億6千ルーブルと15年もの歳月をかけて建てられたものの、あんまりその役目を果たさずに打ち捨てられてしまったそう。

 

 

 

 

タラカニフスキー廃墟要塞、実は地元の心霊スポットらしい

 

 

タラカニフスキー要塞にまつわる心霊話は数あるらしく、その規模から「ゴーストタウン」とまで呼ばれるくらい。

 

それもそのはず。

 

この要塞の内部に入ると…

 

 

 

 

あれっ???いつの間にホラーゲームの世界に入っちゃったのかな?

 

 

って思うほど、おしっこ漏らしそうなくらい暗くて怖いトンネルが四方八方に広がっている

 

もちろん照明はないので、自分のiPhoneの光を照らして歩くけど、トンネルが真っ暗すぎて違う意味でお先真っ暗。

 

カメラのフラッシュを焚いた様子。心霊写真写っていたらどうしよう

 

ウクライナ人のお兄さんがいてよかったまじで

 

これは絶対に一人ではきてはいけないタイプの廃墟

 

要塞というより内部はもはやダンジョン。たまに観光客が内部で道に迷ってしまうらしい。
私じゃなくてよかった本当に。

 

 

ホラーゲームだったら通路からゾンビ的なキャラが絶対出てくる

地上の光が見えるとホッとする

 

 

 

 

 

 

外壁の上にも登れるけど、建物がちゃんと管理されているわけではないから、瓦礫に気をつけて自己責任で登ろう

 

 

信じるか信じないかはあなた次第。タラカニフスキー要塞のちょっと怖い話

 

地元では「ゴーストタウン」と噂されるタラカニフスキー廃墟要塞。

第一世界大戦から第二次世界大戦で無残な死に方をした兵士の霊が今でも要塞の内部でさまよっているとまことしやかに噂されているらしいけど、ここにまつわる心霊話はこれだけじゃない

 

 

一説によると、第二次世界大戦中、ウクライナ西部がナチスドイツに支配されていた頃、
タラカニフスキー要塞にナチスドイツの研究所があり、捕虜に「肉体を特別に強化するための実験」が数多く行われていたそう。

実験が成功したか否かは定かではないにしろ、ナチスドイツが要塞を立ち去る際に、コンクリートで研究所を埋め立ててしまったがために、実験の詳細はおろか、施設についての情報は全部隠蔽されてしまったらしい。

 

 

まんまホラゲーの設定にありそう…ほんとゾンビが影から出てこなくてよかった

 

 

個人的に一番怖かった通路。13が一杯書いてあって本当に意味がわからなかった

 

 

 

 

 

二番目に怖かった場所。ちょっと地下で迷子になって出口を探していた際に「この道は外に続いてるかな?と光を照らして見たら絶対に通じてなさそうな通路だった。Нет Нет Нет Нет……!!!!まじНет

 

 

 

 

最後にまとめ

 

「恋のトンネル」とは正反対なタラカニフスキー廃墟要塞でしたが、
リヴネにきた際は、(興味があれば)訪れてみてくださいね〜

 

ちなみにカップルにはオススメしません。いや逆にアリかもしれないな

あと一人も怖いのでオススメしません。おしっこ漏らします。

 

以上

 

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