川の国バングラデシュの骨董外輪船「ロケットスチーマー」を見に行ってきたぞ
アッサラームアライクム!あみくずです。
インドからバングラデシュへ国境を越え、色々トラブルが起こりつつもなんとか首都ダッカへたどり着くことが出来ました。
ここでは、ダッカ滞在中は友達のお姉ちゃんが住むダッカ大学の留学生寮にお世話になってました。
お姉ちゃん自体は留学生ではなく、大学の先生なのですが先生用の量がパンパンで留学生寮に住んでいるらしい。ダッカは都市も人で溢れかえっているけど、大学も例外ではなく、学生寮にあぶれた学生も沢山いるらしい。
ダッカに来た目的の一つ…それは ロケットスチーマーを見ること!
ロケットスチーマーとはなんぞや?という方に一言で説明すると、めちゃめちゃ古い船
1930年代に作られたこの外輪船は、地元民からロケットの愛称で親しまれており、その歴史的な古さに関わらず、今も現役で定期運行しているのだそう。ロケットスチーマーの名前の由来は、昔は蒸気機関で動いていたかららしい(今はディーゼルに変わっていますが…)
首都ダッカと、バングラデシュ南西部の町クルナまで26時間30分かけて移動するのだそう。精が出ますね。
川の国と言っても過言ではないくらい、川が張り巡らされたバングラデシュでは船の存在が必要不可欠。
現にどれくらい川があるかというと、毎年雨季には国土の3分の1が水に使ってしまうほどなんだとか。
古くから水と共存して来たバングラデシュですが、ロケットスチーマーが停泊する首都ダッカの港も例に漏れず船で賑わってました。
ロケットスチーマーを探しに Dhaka River Port へ
ロケットスチーマーが停泊しているだろう Dhaka River Port へリキシャで向かう。
港へついてから、道にいる人にロケットスチーマー?と聞くと、あっちだよと教えてもらえるので、その方向へヌンヌン歩いて行こう
船に積まれていた輸入品の果物が荷揚げしてすぐ競りにかけられており、港近くは活気が溢れている。
これぞ想像していたバングラデシュ!と言った感じで、ロケットスチーマーを見る前からすでに散歩が楽しい。
皆に写真撮ってくれって頼まれる。ええ笑顔や
地面には、果物を輸送するときの箱に入れられていたであろう新聞紙や、緩衝材で埋め尽くされている。
ハムスターのおうちみたい…
こうやって競り落とされた果物たちがバザールに並んでいるんやな…
商売に真剣なおじさんたち
港には、無数の船が行ったり来たりしていました。思っていた以上にスケールが大きい
ついにロケットスチーマー発見!!
ヌンヌン歩いて行くことおよそ十分。ロケットスチーマーが停泊している場所へたどり着くことが出来ました!
念願のロケットスチーマー…どうぞ!!!!
…
アッ…
停泊してる為カメラに収まらない&外輪が向こう側で見れない!!!
なんという誤算…!!!
しかし準備中?のため自由に中に入れることが出来ました
お邪魔しまーす
中の甲板はこんな感じ。ここに皆雑魚寝するスタイルなんだろうか?
船の内部を見学していたら、ちょうど従業員のおじさんが水浴び中で、キャーと言われてしまった。ごめんね、おじさん
エンジン?がむき出しでそこにある。エンジンの近くも、人が寝ているような痕跡のあるスペースがあっったので、ロケットスチーマーが稼働しているときは、結構な混雑なのかもしれないな、と思った。
ロケットスチーマーの上にも登れちゃう。洗濯物らしきものが干されていて、結構な生活感が出ている。
後ろには操縦室らしきものがあったのだけれども、そこはやっぱりちゃんと施錠されていた。
このロケットスチーマーの内部を見学する感じ、ドラクエっぽさを感じずにはいられない
ちなみにみなさん、ロケットスチーマーって実は4隻存在するって知ってました?
私はこの日、ロケットスチーマーが3隻連結されているのをみて知りました。
連結されたもう一隻の外輪が見えた!
内部の見学を終え、港に戻るも、船の全貌が見えず不完全燃焼…
せっかくならロケットスチーマー丸々見たかったナ…と考えていた時、
…が……欲しいか……?
え?
力が…欲しいか……?
その声は…写真撮ろうとしたら謎に真ん中でポーズを決めているおっちゃん…?!
じゃなくて、…右上のボート使いのおっちゃん……?!
課金して…対岸からボートでロケットスチーマーをみる力が欲しいか……?
ほ、欲しい…!!!!
…ならば……くれてやる…!
……
…見える……
見えるぞ……!
チョイ寄りのロケットスチーマー!
と 全体のロケットスチーマー!!!!
しかもロケットスチーマーズの連結部分も見える!!!!!
ありがとう…
ありがとう…!!!おっちゃん!!!!!
力が欲しいかおじさんとロケットスチーマーのツーショットでパシャリ❤️
ロケットスチーマー以外にも、川を行き交う色々な船が見えて楽しい
小型の木造ボートなので結構揺れる。
水はめちゃくちゃ汚いので絶対に落ちたくはない。ゴキブリが浮かんでいるのを見てしまったし、なんならおじさんの1枚目の写真で左上の男性が立ちションをしているのをみなさんはお気付きでしたでしょうか。あとカメラ水没は絶対に避けたい
途中、大きな白い袋を山盛りに積んだ男性が見事なサムズアップを決めてくれた。イイネ!
ボート、150タカ程度で乗れるので、川の国バングラデシュを一瞬でも味わいたい人はオススメ。
おじさん、ありがとう!!
最後にバングラデシュ国旗を掲げた観光用ボートで締めます。
ここまで見てくれてありがとうございました〜!ではまた。