天国と地獄怒涛のヒッチハイク in ヨーロッパ 天国編
前回までのあらすじ
右足を負傷しつつも
「歩けないバックパッカーなんて飛べない豚と同意語だ」
と自分に言い聞かせながらなんとかヒッチハイクポイントまでたどり着くあみくず
しかし歩くことがままならないため、ヒッチハイクできなければ帰ることもできないという四面楚歌の状態で、意外にもすんなりファーストをヒッチでハイク。
第一の関門、スロベニアの国境越えをクリアしたが…?
こにゃにゃちは、あみくずです
身内で細々始めてたこのクズブログも、サイトのアクセス情報を見るに、いろんな国からブログを読んでくださってるみたいで
ありがたいです。少しでも役に立ててたらいいんですけど多分役に立ってないよね
そんな旅人の方!多分ホステル予約とかにブッキングドットコムとかホステルワールド使ってると思うんですけど、ブッキングドットコムの場合、このリンクから予約すると、あみくずも予約した旅人の方もウィンウィンでハッピーかつ、あみくずのお昼ご飯がゆで卵一つからほっともっと弁当を食べれるくらいにグレードアップ出来る…
てなわけで気が向いたらおねがいしまーす!!
さてさて、無事クロアチアから、スロベニアの国境の町マリボルまでのライドを得、第一の関門国境越えを突破。
いっやーしかしこのドライバーさんのスマホ運転にはヒヤヒヤさせられた
マリボルに着いた時点で時刻はもう5時近く。(ヒッチハイクを始めた時間が3時近くだったから仕方ないんだけどね)
これは今日中にウィーンへ着くのは諦めて、オーストリアの第二の都市グラーツで宿泊プランになりそうだな
高速道路内の休憩所で降ろしてもらって、再度ヒッチハイク開始。
いやったーーー!!!とまってもらったーーーー!(数えるの忘れてたからわからないけど10分もかかってないと思う)
クロアチアのドゥブロヴニクのホリデーから帰宅中の、グラーツ在住のオーストリア人カップルの方に乗せていただいた。
グラーツまでスイスイや!!!
この二人めっちゃ話しやすくて、グラーツまで始終ずーっと話してた。あみくずのアルバニアの話とかめっちゃ笑ってくれたわ
グラーツまで乗せて行ってくれる上に、ちょっと市内観光も車の中からしてもらって、
わざわざバスを調べてくれて、バス停まで回り道してくれた
…ん?
なぜあみくずがヒッチハイクじゃなくてバスに乗るかって??
それは今回泊まる場所がグラーツの郊外、寧ろ村だから
あれ?Booking.com だホステルワールドだなんだで宿を予約したんじゃないのって???
実はお世話になる所は、見ず知らずのオーストリアの老夫婦のお家なのです
Airbnbみたいに、営利目的とかで旅人をとめてるんじゃなくて、アルバニア編を読んだ方はご存知の、フィンランド人のアンテの知り合いのお宅を紹介してもらった(ありがとうアンテ)
事前にメールを送ったら、来てもいいよ〜って返信を頂き、
偶然にもヒッチハイクルートの途中で、しかもメールの返事が来たのもあみくずが宿を出る直前(つまりギリギリWi-Fiが使えた)
これは、、、偶然じゃない運命だ!ということで国境をまたぐフットワークの軽さで
「明日伺います!ヒッチハイクしてくるので時間はわかりませんが夕方には着くようにします(゚∀゚)」
と返信し、住所をオフラインマップアプリに登録し、ま、あとはワンチャンなんとかなるだろ!と根拠のない自信を持ちつつグラーツに到着。
マップによると、近くのバス停からその家まではおよそ5.3km
バスを降りた頃には日が沈み始めてきた
自然以外に何もなく、もちろん車通りも少ない、ドライバーさんもきっと「なんでこんな辺鄙なところにジャップがいるんだよ」って感じで警戒してると思うので、なかなかヒッチハイクもできない
1時間バックパックを抱えて歩くことを覚悟し、
歩けないバックパッカーはただの豚…ただの豚…
とつぶやきながら、非常食に買っておいたネクタリンをむしゃむしゃしながら歩く
何もない道にはよく磷付られてるジーザスの像がある
半分くらいまで歩いた頃、そろそろ足がやばいことになってきたので
「ジーザスお願いします、車をヒッチハイク出来ますように…」
と三分の一クリスチャンになることに決めて(残りは仏教と神道)ジーザスとちょうど沈みかけてた夕日に祈る
(この夕日が、多分なんて事ない夕日なんだけど、すごい綺麗だったのを覚えてる)
そしたら!!!
なんと!!!!
後ろからDHL(ドイツの郵便システム)の車が!!!!(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)
必死で親指を立てまくり、とまってもらえた!!!!!
目的地の地図を見せると、そこまで連れてっていただけることに(ありがたい)
ドイツ語しか喋らないみたいだったから、あみくずがどんなに感謝してるか1ミクロンも伝えきれてなかったと思うけど、このドライバーにいちゃんにはあみくずのガムをあげたよ
車でも結構長かったし、もはや道は坂と森だったから全行程を徒歩で歩いていたと思ったらゾッとするわ
そしてようやくたどり着いた
自分でもたどり着けた事に驚き
こんかいホストしてもらうエリザベスとディエターもあみくずがまさか本当にこれた事に驚き
住所だけでよくこれたね〜!遅いから迷ったのかと思って心配してたのよって
その日は庭でキャンプファイアーをして(多分毎日してる)隣の池で取れた大きな魚と、エリザベスの手料理を頂く
久しぶりにこれでもかって位たくさんのブロッコリー食べたから、後日お腹がやばかった
ちなみにあみくずの一番好きな野菜はブロッコリー。タンパク質も取れて栄養もたくさんなブロッコリーは野菜の王様だと思うの。毎日料理の仕方を工夫して食べられるわ
寝るところを選べたんだけど、この屋根裏部屋の干し草のベッドは一目見てこれだ!!!って思った
寝心地も抜群よ👍🏼👍🏼
翌日の朝、昼の3時くらいまでゆっくりさせて貰ったんだけど
エリザベスと、ディエターの家についてと、どんなに楽しかったかという事に関しては、記事一つじゃ書ききれないし、こんな風に短く紹介するのが憚られる位、特別な時間だったって事を強調して記しておきたい
たいした写真しか撮ってないのが残念なんだけど、家の中全部が魔女のお家みたいで
朝には窓から入る光がプリズムを通って、部屋全体にたくさんの虹が散らばってるの
エリザベスと、ディエターの家はまさに私が理想とするお家そのもので
(彼が木で作ったアート作品も近くの芝生にある)
家の周りを歩きながら、「この家と周りの自然は自分にとって小さなパラダイスなんだよ」って話してくれた
本当に天国みたいな場所
オーストリアには竹は自生してないけど、わざわざ植えて、竹の間を作ってた。
ベンチに寝っ転がって風が吹くたびに竹がそよぐのを聴きながら、ディエターと1時間位のんびりしてた
あとご近所さんも交えてコーヒー作ったり、
(ディエターが抹茶パウダー持ってたから、豆乳と砂糖で抹茶豆乳ラテをマイトルココーヒーポットで作った。多分このポットで抹茶ラテを作った初めての人間かもしれない)
文字じゃ書ききれないけど、本当に本当に魔法のような時間で、願わくばもっといたかった
見ず知らずのあみくずをいきなり泊めて貰ったのももちろんだけど、初対面にもかかわらずいろんな話をしたり、タロットしたり、お手伝いしたり、
一ヶ月夏休みが始まってすぐ一人旅にでたから、お盆におばあちゃんに会えなかったあみくずにとっては、オーストリアのおばあちゃん家を訪ねたみたいで
日本に帰ったらポストカード送るよ!って約束して、またオーストリアに来たら遊びに行くねっていったんだけど
うっすら気がついたことは、その「次」って多分、ぼやぼやしてたらもうないんじゃないかって
今まであってきた人は、少なからず 次また会った時は〜 って、未来の話をできる年齢の人ばかりだったんだけど
エリザベスとディエターみたいに、年の離れた人は初めてで
しかも彼は重い病を患っているから、その事を思うと、この出会いが最後になったらどうしようってうっすら怖くなった
いつも、また会えるだろきっとって思いがちなんだけど、多分これからもっと一個一個の出会いを大切にしていこうって思ったわ
とりあえず日本帰ったらあみくずのおばあちゃんに電話しようと思います
あとディエターの病気が良くなるように祈ってる(皆んなもできたら手伝って)
以上、地獄のような足首の痛みを超えた後に見つけた、オーストリアの小さな天国の話でした。
おまけ
エリザベスにタロットで占って貰ったんだけど、なかなかいい結果っぽい
(上のめっちゃ剣が刺さってるカードは抜きとして)
やったね!!!
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