天国と地獄怒涛のヒッチハイク in ヨーロッパ地獄編
前回のあらすじ: ザグレブを意外に楽しんだ
今回の記事の要約: いままで犯したカルマが降りかかってくる
グーテンナフト!あみくずです。
前回のザグレブの街を観光した後、ぐっすりと寝て朝を迎え、昨日の残りのナポリタンを朝食に食べました
そう、今日こそ勝負の日
ヒッチハイクチャレンジ part2 を決行する日だからである。
クロアチアの首都ザグレブから、目的地のウィーンまでその距離およそ379km. 車ですんなり行けば3時間半ほどで到着する距離
ヒッチハイクはハンガリー以来2回目。しかも初回は師匠が居た、かつハンガリーの国内移動だったから比較的楽だったと思う
しかしながら今回はクロアチア→スロベニア→オーストリアと三カ国を超えるヒッチハイク。
とくにクロアチアはシェンゲン協定外。つまり国境検査があるってこと
クロアチアスロベニア間の国境を一気に抜けないとその日のうちにオーストリアに着くのは難しいかもしれない
ので、本当は朝から出発するべきなんだけど
宿でたの、11:30
そしてヒッチハイクし始めたの、昼の3時近く
やる気ないなって思うかもしれないじゃん?でも色々あったんだよこれが。
それでは聞いてください
まずヒッチハイクをするにあたって大切なのがヒッチハイクをする場所。前の記事でも話した通り、車がとまれる場所がないとドライバーもヒッチハイカーを拾えなかったり、また場所があっても、そもそもその場所の車通りが少なかったら拾えないし
今回参考にしたのが、Hitchwiki このサイト。
ヒッチハイクのコツとか、なにより場所を検索するとどこの場所がヒッチハイクしやすいか、先人のヒッチハイカーによって記されてるんだよね。
というわけで、今回ザグレブからオーストリア方面のヒッチハイクスポットを調べて(当日の朝…)宿をチェックアウトした後向かう
その場所が郊外のショッピングセンターの隣の、高速道路の料金所なんだけど、
そこに行くために宿近くのトラム駅から、そのショッピングセンターへ向かう無料のシャトルバスを待つことに。
これが1時間に一度レベルでこない。
野良ワイファイを見つけて、タイムテーブルを調べたら、次のバスは40分後。
スーパーで食料でも買うか〜と歩き出した時
グリッ
唐突な痛みに路上に崩れ落ちる
駆け寄ってくれるクロアチア人のお買い物に向かう途中のおばさんたち
あまりの痛さに悶絶し道に座り込んじゃったんだけど、クロアチア人のおばさんたちがみんな優しくて、路上でお店出してた人が椅子を貸してくれたり、スーパーから氷を持ってきてくれたり、車で目的地へ送ろうか?って聞いてくれたり
氷もらった
クロアチア人の暖かさに触れました
右足の足首は悪化する一方だけど
またひねらないように用心して、やっときたシャトルバスに乗り込み、郊外のショッピングセンターへ
着いてからまた、隣接する高速道路の料金所まで歩くんだけど、意外に距離がある。しかも反対の車線に行きたいから、橋を渡ってからフェンスを越えないと行けない
しかしザグレブの郊外に来てしまった以上、引くに引けない、これ背水の陣
面白くなって来やがったぜ…と思いながら、バッグパックを抱えて歩き出す。
日中の暑さのなか、橋の半分まで来た時、車が止まってくれて、クロアチア人のおじいちゃんドライバーがどうやら反対側まで乗せてってくれる様子
ありがたや!(゚∀゚)
おじいちゃん、英語全く話せないからとりあえず身振り手振りでザグレブからオーストリアまで行くんだよって伝えると、車を走らせてくれる
おっやっぱり車は早いな〜
ん?
まって目的地の料金所過ぎてない???
謎に畑や民家を抜けて、おじいちゃんがとまったのは、料金所から離れた公道
おじいちゃんのやさしさがありがたいけど歩く距離倍になった…
公道で仕方なしに少しの間ヒッチハイクしてみたけど、車の数が圧倒的に少ない(そりゃすぐそこに高速道路あるからわざわざ公道でオーストリアまで行く人なんていないわな)
(もっと歩くのか…げんなりだわ…こんな時こそ買っておいたチョコでも食べて元気だそう…)
とチョコだすじゃん??
日中の暑さでチョコはどろっどろになってるやん???(゚∀゚)
(チョコ固体じゃない…げんなり…でもまあチョコはチョコか…)
と誰もいないので指ですくってチョコを食べながら歩き出した
その時
グリッ
「ヒンッ」(声にならない声)
誰もいない道端に崩れ落ちる
痛みに耐えるため道端にうずくまる
なんでこんな右足の足首だけ集中攻撃されなきゃいけないんだ…なにかのバチが当たったのかなと思うものの、思い当たる節がありすぎる
醤油盗んだりとか…ノーヘルとか…無賃乗車とか…カルマでしょうね…クズ卒業しなきゃ
痛過ぎてちょっと泣いた
戒めでしょうかこの痛みは
でも泣いてから (うわ…なに自分悲劇のヒロインぶってるんだ) と急に冷めたので立ち上がって歩きだす
なんでこんなことしてんだろ…とメンタルがやられそうになったものの、足首とヒッチハイクは別の問題で、痛めたからにはもう後戻りできない
もうここまで来てしまったからには、茂みを超え、フェンスを登ってでもヒッチハイクスポットにたどり着いてみせる
そんなこんなでスポットに到着し、ヒッチハイクを始めたのが3時近く
足首の事は忘れてヒッチハイク開始や!!!!!
止まってもらえました!!!!!!!!!!
かかった時間、およそ5分
ボスニア人のヤスミンさんで、大型トラックドライバーをしてるんだけど、トラックがあるところまで車で行く途中みたい。(写真はマリボルに着いた時)
オーストリアまではいかないけど、スロベニアのマリボルまで行くみたいだから乗せていただく。国境一気に超えられるぞ!!!!
ありがてぇ…ありがてぇ…
しっかしこの人スマホ運転半端ない。
運転しながら自撮ったりメールしたりしてるから車がぐらつく
さてどうなることやら
後編に続くよ
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4件のフィードバック
[…] スラフコのおっちゃんはスロベニア人。あみくずもそんなにヨーロッパでヒッチハイクしているとは言えないけれど、体感的には貨物トラックのドライバーって旧ユーゴ諸国出身の人が多い気がする。このおっちゃんの息子さんもだし、この記事に出てくるヤスミンさん もボスニア出身だったし。 […]
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