【ラオス】パクセーから向かう、マニア向けワット・プー遺跡へ日帰り探検【世界遺産】
サワーディー!日に日に回転寿司行きたくなってきているあみくずです。
(帰国したら誰か付き合ってくれ)
ビエンチャンから、座席バスと言われていたはずだったのにまさかの引きの強さでまたしてもスリーピングバスを引き当て、ラオス南部の町、パクセー(パークセー?)に来ております
はい、もちろん1つのベッドを2人でシェアする、他人と強制添い寝させられるタイプです。
ラオスでスリーピングバスっていったらもうこうなんでしょうね、流石に三回連続だと、達観し始めるレベル。寝台バスって聞いたらトラウマになりそう
三度目だと流石に慣れたのか、熟睡ではありませんでしたが、それなりに眠れました。
人間ってやっぱ順応してくるんですね。
ちなみに今回の添い寝フレンド…もとい同席者は欧米系の女性だったからまだマシだった。彼女もラオスの強制添い寝バスは初めてらしく、「クレイジー…」と呟いてました(その気持ちめっちゃわかる)
ビエンチャンから、シーパンドンへ行く中間地点としても使われるパクセー、
浮かぶであろう疑問
パクセーってなにがあるの??
ラオス南部の都市「パクセー Pakse」
セダン川とメコン川の合流地点に位置している。パークセーはチャンパーサック県の県都で、南部の交通の要衝でもあり、ボロヴェン高原やシーパンドンなど観光地への玄関口でもある。 wikipedia より
フアイサーイ、ルアンパバーン、ビエンチャンと三度も偶然遭遇した日本人の方から勧められた、シーパンドンへの中継地の他にも、パークセーで有名なもの、
プラサート・ワット・プー
「プラーサート・ワット・プー(英語:Vat Phou / Wat Phou、ラーオ語:ວັດພູ[wāt pʰúː]、プーは山の意)はラオス南部にあるクメール人により建てられたヒンドゥー寺院の遺跡群である。」
「この地には5世紀頃にはすでに寺院が存在していたようであるが、現在残っている建物は11世紀から13世紀の間に建てられたものである。」 wekipedia より
クメール遺跡の一つでもあり、あのカンボジアのアンコールワットよりも昔に建てられて、まさにアンコールワットのルーツとも言える遺跡なんだってさ。
2001年、ユネスコの世界遺産(文化遺産・チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群)に登録されたものの、まだまだ観光客の間では知る人ぞ知るマニアな遺跡。
ここまで来るのに、トゥクトゥクチャーター1日20万キープ。
結構マイナーな場所だったから、交通の便が悪い。
あと2万キープ出したら深夜バスでバンコク行けちゃう値段よ…かなり痛い出費でした。
このチャーターしたトゥクトゥクがまた厄介で
何回もエンストして後ろから押す羽目に。
無事往復で帰ってこられたからいいんだけどね
肝心の遺跡の入り口はこんな感じ。
つくしみたいな像がニョキニョキ両側に生えて本殿まで導いてくれます。
その先には岩がたくさんあって
地元の人たちが「聖水だ聖水だ!」って
頭にかけたり、身体にかけてたりしました
カメラ目線ありがとうございます
ちゃっかりあみくずも聖水をいただく
この水飲めるの?って聞いたら余裕余裕!!!っておじさんたち言ってたんだけど、ちょっと白濁色?で怖かったので二口くらいにしておきました
遺跡の中にはレリーフもたくさん
象のレリーフ
と、
ワニのレリーフ
標識もなにもない岩場のところにいきなり出てくるから、
全然気がつかないで通り過ぎちゃう人もいるんじゃないかなこのワニ…
これらの他にも、色々ある石やレリーフは、ヒンドゥー教が広まる5世紀以前のものと考えていられるらしいのですが、詳細は未だ謎らしい。
このワニの石、なんと遥か昔この岩の上で人の生贄を捧げてたらしい。
結構生々しい
他にもブッダやブッダの足跡と、もうひとつの象のレリーフがあるから探してみてね!
アンコールワットのようにインパクトが強い遺跡ってわけではないですが、このミステリアスな雰囲気と、巨石を探して遺跡をねりねり歩くのは、これはこれで探検家になったみたいで楽しい
しっかしこのワット・プー
世界遺産の割に知名度がないのか全然人がいない
私の他には欧米人観光客がちらほらと、あとは地元のグループの人たち
人気のない遺跡を上からぼんやり眺めるこの遺跡を独り占めするような感覚
最高じゃ〜
アンコールワット遺跡ももちろんいいんだけど、観光客が多すぎて萎えることってあるじゃないですか?
その点、ワット・プーはなんせ人が少ないから、自分と遺跡しかないんじゃないかって感覚になる
崩れて朽ちてきた瓦礫の山を見て、昔はこんなだったのかなとか想像したり
ぼーっと遺跡を日陰から眺めたり
それにしても階段が急すぎて昔のラオス人も下りにくかっただろうに
階段すべるからみんな気をつけてね!
さて帰り道
行きで見つけた廃墟らしき建物にトゥクトゥクのおじちゃんに
「え!廃墟だよねあそこ!!行きたい!行きたい!」
といって止めてもらった。
もとホテルらしいいまは使われていない建物
近くにいた牛使いのおっちゃんにも許可をいただいていざ進入
遺跡も好きだし、廃墟も好きです。あみくず
一度文明が栄えて、また衰退したあとに自然が少しずつ侵食してる感じがたまらない
ブログの写真枚数制限があるからそんなに乗せられないんだけど、実はこの建物屋上まで上がれたり、
やはりラオス人の若者も忍び込んだりしてるらしく、
落書きがいっぱい (下ネタが多いのはどこの国も共通だね)
面白いのが、牛が放牧されてるから一階フロアは牛のウンチでいっぱい
いやーたのしかったなー