【モロッコ】有名映画のロケ地でおなじみ「アイット=ベン=ハドゥの集落」日帰り観光
アッサラームアライクム!あみくずです。
旅記事の時系列がごちゃ混ぜになってますが、今回はモロッコのワルザザートという街にほど近い、
アイット=ベン=ハドゥの集落というところへやってきました。
ワルザザート自体は正直なにもないですが、ここに訪れたいがために立ち寄りました。
なぜなら!!!!!
…デンッ!!!!
私の好きな映画「グラディエーター」のロケ地がここなんで!!!す!!!!!!!(興奮)
他にも、「ゲームオブスローンズ 」で前回紹介したエッサウィラに続き、アイット=ベン=ハドゥの集落がシーンの一部として使われている
ほら!!!!!ここですここ!!!!!!!!
他のもハムナプトラなど、数多くの映画のロケ地にもなっているらしい。
というわけで、期待に胸を膨らませてアイット=ベン=ハドゥに向かいました。
アイット=ベン=ハドゥの集落へのアクセス
アイット=ベン=ハドゥの集落ですが、ワルザザートから少し離れたところにあるため、
乗合タクシーだとスケジュールが不確定なため、時間に余裕がない人やグループはタクシーをチャーターするのがおすすめ。もちろん一番安いのは乗合タクシーですが、日帰りが難しくなる可能性もなきにしもあらず。
今回、同じ宿の人がタクシーをチャーターするということで、それに乗っかり、チャーター代をシェアさせていただいてアイット=ベン=ハドゥまで行くことになりました。
マラケシュから日帰りツアーも出ているので、マラケシュ市内でツアーの比較をするのもありかも?
その場合ぼったくりに注意してください〜
アイット=ベン=ハドゥの集落の基本情報
モロッコのユネスコ世界遺産の一つである「アイット=ベン=ハドゥ」ですが、
この名前の意味は「ハドゥさんの家」という意味で、その名の通りハドゥさん一家が最初にここで住み始めたからだと言われています。
日干しレンガで作られた民家「カスバ」の集落はここだけではなく、モロッコの周辺の町でも度々目にすることができます。
かつては千人以上住んでいたと言われるアイット=ベン=ハドゥは集落全体が要塞化しており、
入口が一つになっているのだそう。
集落の前には川が流れていましたが、橋を渡るか、川の水も深くないので、石を飛び越えても渡れます
ちなみに、私が訪れた日はそうでもなかったですが、日によって砂嵐が激しいこともあるそうなので、カメラの砂塵対策をしておいたほうが良いかもです。
集落は山のようになっており、頂上を渡る途中でおみやげ屋さんがいっぱい
モロッコは写真撮ると怒られることが多いのですが、この写真も普通に道を取ってたら男の人になんか言われたんですが、一緒にいたモロッコ人のおっちゃんが「それくらいいいだろ」みたいなことを言ってくれたおかげで一応大丈夫になりました。
境界線がわからない
狭い道も登っていきます。
日が結構強いので帽子など日除け対策をしたほうがいいかと!
私は一応持ってきたヒジャブが役に立ちました。
頂上はこんな感じ。
上からカスバを見渡せます。
その後、おっちゃんとともにカスバの頂上を離れ、下っていたのですが
途中で謎のスペースを発見し、なんだなんだと思っていたところ、
おっちゃんが話を聞いた現地の人曰く、「ここで映画グラディエーターのセットが組まれていた」そう!!!!!!
確かに、ここのスペースからカスバをバックにいい画が取れそうではないか!!!!!
映画「グラディエーター」の実際の映像をみてみると
闘技場のセットがここで組まれていたことがわかりますねッ(゚∀゚)!!!!!!
これは見れば見るほどアイット=ベン=ハドゥですわ
普通に観光していたら見過ごされがちな謎のスペース、グラディエーターファンの皆様はアイット=ベン=ハドゥにお立ち寄りの際はぜひお越しください。
グラディエーターをみたことない人はこの機会にぜひ…!
好きな映画ベスト3に入るくらい面白いです。
主人公のマキシマスは嵌められて一度どん底に落とされるものの、彼のカリスマ性と拳で地の底から這い上がり、リベンジを果たす姿は観るもの全てをアツくさせるはず
グラディエーターを見守る観客同様、クライマックスのアツさには「うおおおお」と唸る位
上映時間は3時間くらいありますが時間を忘れるほど食い入ること間違いなしです。
私が部下だったらマキシマスみたいな上司がいい。彼の元で働きてえ〜(多分すぐ死ぬけど)
とまあ、映画の話はここまでとして、肝心のアイット・ベン・ハドゥへ戻ります。
アイット・ベン・ハドゥ、上から見るか下から見るか聞かれたら下ですねやっぱり。
イメージとして、砂漠ばかりなのかなとも思いましたが、季節が春だったこともあり、意外にも新緑があふれていました。
途中でみたベルベル人のシンボルマーク。モロッコを旅していると結構見かけたので、気になってた方も多いはず?
このマークはベルベル人の旗にも使われており、ベルベル人が使うティフィナグ文字のZで、
それと同様に Free man (自由な民族) という意味でもあるそう。へー
簡易版はよく見るけど、この壁みたいなオフィシャルのやつは何か意味があるのか?それともこのシンボルとは別なのか…ご存知の方がいたら教えていただけたら嬉しいです。
帰りは橋を使わず、川を渡りました。
なんでかはわからないけど、「千と千尋の神隠し」の最後のシーンみたいで不思議だった。
振り返ってはいけないやつ。
あまりにも自分の中の世界と隔離したイメージだったので、映画の中にトリップしたような不思議な時間でした。
以上、アイト・ベン・ハッドゥ集落の紹介でした。みんなも来てね〜バイバイー