ケバブだけじゃない?イランの国民食「ディーズィー」を熱く語る
サラーム!あみくずです。
シーラーズ滞在を終え、またもや深夜バスでテヘランまで帰って来た我々。
テヘランについてすぐ、アルメニア行きのフライトに乗るので、
バスで長時間ハミと移動するのもこれで最後。
私の旅のお供であり、ツアーガイドであり、通訳者であり、保護者であり、ペルシャ語の先生であり、先輩であり(共通の知人の元で働いてる)ボディーガードでもあった、一人何役だよってくらい旅を通して助けてもらった。
そして何より君の親友になれたことが嬉しかったよ!!
私もイランに親友ができるのは初めてだ
記事は書いてないけど、ピンクモスク後に訪れたペルセポリスと、ハミ。
なんと遺跡内でVRの貸し出しがあって、当時の建物がどんな感じだったか研究に基づいて再現されてる。
大学の授業をサボってまで、一緒に来てくれてありがとう。
何度感謝しても足りないくらい。
日本来たら一緒に浅草行こうな!!!!あみくず家ワンチャン泊まっていいよ!!
旅行が始まって、イランに来てからサイードさん(あみくずのイランでの知人であり、恩人)の次に長い時間を過ごし、しかも同い年でせっかく仲良くなったのにすぐお別れで私はかなしい
でもまあここまで仲良くなったのも何かの縁だからきっとそのうちまた会えるか!
パスポート更新前にまたイラン行きたいし。
しかし早くもアルメニアでハミシックになりそう。ふえええ
しかしまあ、気を取り直して今回紹介するのが、あみくずがイランで食べた、ケバブに次ぐ第二の国民食「ディーズィー」について熱く語りたいと思います。ちょー美味しい
ケバブだけじゃない?イランの国民食「ディーズィー」とは
イランと聞いて、この国に訪れたことがある人なら誰しもが思い浮かべるのが
ケバブとイランの切っても切れない関係性
イランと聞いて、この国に訪れたことがある人なら誰しもが思い浮かべるのが
ケバブ
イランの町では屋台もレストランもほとんどと言っていいくらい皆ケバブを出す。
見渡す限りのケバブケバブケバブ
あっちをみてもこっちをみてもケバブケバブケバブ
あみくずも初めてサイードさんのお宅にお邪魔した時も、お手製のケバブを振舞ってもらった。
と言っても、日本のスーパーと同様、あらかじめ味付けされたケバブ用の肉が売ってるから、
家庭では串に刺して焼くだけ。バーベキューみたいな
「あれ?ケバブってトルコ料理じゃないの?」と思うかも知れませんが、
我々が街中でよく見かけるこのケバブは 「ドネル・ケバブ」と言い、トルコ式ケバブの一種。
この積層の肉を垂直にローストして削ぎ落とした肉を食べる方法は、1830年ごろトルコ人のHamdi Ustaさんによって考案されたのだそう。
我々が馴染んでいたケバブは比較的最近のスタイルではありながら、ケバブのルーツは中世のトルコとペルシア(現在のイラン)にまで遡り、肉を串に刺して焼くというシンプルかつ大胆な調理法は中東諸国を中心に大陸を通して、中国や東南アジアから、アフリカまで形と名前を変えながら普及して来たのです。
ギリシャのサントリーニ島で出土された、推定17世紀ごろのケバブ焼き機。
ちなみにイランでよく食べていたケバブは、ミンチした肉を細長い’ハンバーグ状にしたタイプ。
イスラム教だから、肉は羊肉がほとんど。付け合わせのグリルトマトのを付け合わせに、オレンジをケバブに絞って食べるのがたまらない一品。お腹すいて来た。
……
!!!!(´Д` )!!!!!
危ない危ない、「ディズィ」について語る前に、ケバブについて熱く語り出してしまうところだった。
ケバブの魅力とはなんとも恐ろしいものですね。
さて気を引き締めて、私がケバブと同等って言っても過言ではないくらい好きな、
ケバブに並ぶイランの国民食「ディーズィー」について熱く語ろうと思います。
イラン式シチュー、ディーズィー
ディーズィーの正式名称はアーブ・グシュートと言われ、壺の中に羊肉や豆、じゃがいもやトマトを一緒に煮込んだシチューのようなものの中に、ナンをちぎって入れ、写真中央にあるマッシャーのようなもので潰してペースト状にしたものを食べる料理。
ディーズィーは俗称であり、元々はシチューを入れる壺を指す言葉でしたが、次第に料理そのものを表すようになったらしい。私もこれずっとディズィー呼んでたから、この記事のためにリサーチするまでアーブ・グシュートなんて聞いたことがなかったよ。
こちらのディーズィーは元々は労働者の食べ物だったらしく、首都のテヘランではこの料理を専門に出す小さなカフェがいっぱいあるとか。
あみくずがディーズィーを初めて食べたのも、テヘランのグランドバザールのはずれで、トイレを探していたところ出会ったおじさんにご馳走してもらったのがきっかけ
普通に歩いていたら通り過ぎてしまうような路地裏にこのディーズィー専門店はあって、
確かに労働者っぽい男の人たちが食べてはすぐ席を立ち、他の人がまた入りという、日本でいう立ち食いそば屋さん的な雰囲気漂う場所だった。
「バザールには痴漢がいっぱいいるから気をつけてね!」って。なんていいおっちゃんなんだ。
マッシュしたディーズィーの見た目は離乳食そのもの、だけどこれが美味しい。
コトコト煮込まれた 羊肉と、野菜の甘さが滲み出たスープをナンが吸い取り、豆とじゃがいものホクホク加減が加わったディーズィーは驚くほど早く食べ終わっちゃう。食欲全開
実はイスファハーンのハミのおばさん家を離れ、シーラーズに向かうためバスに乗る際におばさんがお弁当に持たせてくれたのもディーズィー。バスで食べたけど冷めても美味しかったな〜
ディーズィーが好きすぎて、イラン滞在で「何が美味しかった?」って聞かれたらディーズィーディーズィーディーズィーディーズィー!!٩( ‘ω’ )و連呼してたくらい。また食べたいな…今度作ってみよう
イランを訪れた際にはケバブ以外にもディーズィー(アーブ・グシュート)食べてみてね!
次回からはアルメニア突入だよ!!!
おまけ
イラン料理ではないんだけど、イランのファーストフード店で結構よく見かけるのが
フライドマッシュルーム
サイードさん知人宅でも家庭料理として出て来た。
マッシュルーム、あげるとこれが結構絶品。どうして日本であんまりみないんだろう?
おつまみとかで人気が出ると思うんだけどな〜